静岡県からすぐ行ける絶景!精進湖畔・パノラマ台(1,328m)トレッキング
— 紅葉・ミズナラ・そして曇り空の中に現れた富士山 —
静岡県の里山・低山を中心に歩いてきましたが、今回は少し足を伸ばして、山梨県・精進湖畔にある「パノラマ台」を訪れました。県境から非常に近く、静岡県の皆さんにもアクセスが良い一座です。
訪れたのは紅葉がまさに見ごろを迎えていた11月中旬。カエデ類やミズナラ、ブナなどブナ科の樹木が色鮮やかに染まり、山道を彩っていました。しかしながら、今回はあいにくの曇り空で、晴天とはいきませんでした。光量が低めだったため、写真に映る景色も少し控えめでしたが、むしろ“しっとりとした秋の森”という雰囲気が味わえました。
アクセス・登山口情報
コースの概要
道中のようす
登山口を出るとまず、カエデ類の赤やオレンジ、ミズナラ・ブナの黄金色に包まれた森の中を歩きます。曇り空の下、光が柔らかかったため、葉の色が落ち着いたトーンで映り、むしろ晴れの日とは違う“秋の味わい”が感じられました。
途中、ミズナラの幹に開いた穴を複数発見。調べたところ、これは カシノナガキクイムシ が穿孔した痕で、ナラ菌を媒介する可能性があるというものでした。自然の中にある“変化”を実感できる瞬間でした。
また、休憩スペースから見上げた「子抱き富士」も印象的でした。曇りのため輪郭がやや淡めでしたが、その分“静かな佇まい”が心に残ります。
山頂:富士山が目の前に迫る圧倒的な眺め
山頂に到着すると視界が開け、眼前に富士山の雄姿が浮かび上がります。晴れていればさらにくっきりですが、今回は雲が多く“裾野だけを大きく見せる富士山”というシルエット的な美しさがありました。紅葉の中の富士という構図が、曇りならではの落ち着いた風景を演出してくれました。
装備・服装のポイント
この日は曇天+気温低めの中での歩行。
* 軽めの防風ジャケットを携行して正解でした。
* 足元は落ち葉で滑りやすくなっていたので、グリップ性の良いトレッキング靴がおすすめです。
* 写真撮影中心なら、カメラは手元に常に出しておくと、光量が少ない中でも良い瞬間が逃せません。
下山後・周辺スポット
まとめ
「パノラマ台」は、気軽に登れて紅葉が美しく、富士山の眺めも素晴らしい一座です。今回は曇り空という条件でしたが、それでも十分に魅力を感じられました。
晴天の日に再訪すれば、紅葉+富士山の組み合わせがさらに印象深いものになるでしょう。静岡県からのアクセスも良好なので、次の秋ハイクにぜひ候補に加えてみてください。