2026年1月25日日曜日

富士登山は「前泊・後泊」で成功率が変わる 登山ツアー企画会社が教える、無理しない計画の立て方

 


はじめに

富士登山というと、

  • 体力

  • 装備

  • 天気

に注目されがちですが、実はそれと同じくらい重要なポイントがあります。

それが、「前泊・後泊をどう考えるか」です。

私たちは、富士登山ツアーを企画・運営する立場として、毎年多くの登山者を現場で見てきました。

その中で感じるのは、

登れる人と、途中で苦しくなる人の差は 

登山当日より「前日・翌日」に表れている

という事実です。


なぜ富士登山に前泊が重要なのか?

結論:睡眠不足は最大の敵

富士登山で体調を崩す原因として非常に多いのが、

  • 寝不足

  • 早朝・深夜移動

  • 長距離運転

です。

特に、

  • 深夜に車で出発

  • ほとんど寝ていない状態で登山開始

このパターンは、高山病・体力低下のリスクが一気に上がります。

現場でよくあるケース

「夜中に出てきたので、ほぼ寝ていません」

この一言を聞いた時点で、私たちは内心かなり心配になります。


前泊することで得られる3つのメリット

① 体調を整えた状態で登山を始められる

  • 睡眠が取れている

  • 食事がきちんとできる

これだけで、登山中の余裕がまったく違います。


② 高地に体を少し慣らせる

富士山周辺(富士宮・御殿場エリア)でも、標高はすでに高めです。

前泊することで、

  • いきなり高所に行かない

  • 体が順応しやすい

というメリットがあります。


③ 登山当日の時間に余裕ができる

  • 集合時間に焦らない

  • 渋滞リスクを減らせる

「気持ちの余裕」は、登山の安全に直結します。


後泊をおすすめする理由(実は前泊以上に大事)

正直に言います。

富士登山は、下山後が一番危ない。

下山後に起こりやすいトラブル

  • 強い疲労

  • 膝や足首の痛み

  • 集中力低下

この状態で、

  • 長距離運転

  • 夜道の移動

は、かなりリスクが高いです。


後泊する人が感じる「意外なメリット」

・翌朝、体が想像以上に重い

登山当日は大丈夫でも、疲労は翌日に一気に出ます。

後泊しておけば、

  • ゆっくり休める

  • 温泉で回復できる

という大きな違いがあります。


・「登って終わり」ではなく「良い思い出」で終われる

下山後すぐ帰ると、正直、しんどかった記憶しか残らないという声も多いです。

一方、後泊している人は、

大変だったけど、いい山だった 

また登りたい

と言うことが多い。


前泊・後泊はどこがいい?

ポイントは「移動距離」と「無理をしないこと」

  • 登山口から近すぎなくてOK

  • 車で30〜60分圏内

  • 温泉があるとなお良し

富士宮市・御殿場市・三島市・富士市エリアは、前泊・後泊どちらにも向いています。



ツアー参加者のリアルな声

  • 「前泊して正解でした。体が全然違った」

  • 「下山後に温泉に入って泊まれたのが最高でした」

  • 「無理して帰らなくてよかった」

これは、毎年本当によく聞きます。


前泊・後泊を考える人へ

富士登山は、

  • 登ること
    よりも

  • 無事に帰ること

が一番大切です。

前泊・後泊は、贅沢ではなく“安全対策”

計画の段階で、ぜひ選択肢に入れてみてください。


まとめ

  • 前泊 → 登山の成功率を上げる

  • 後泊 → ケガ・事故リスクを下げる

  • 両方 → 富士登山の満足度が大きく変わる


2026年1月22日木曜日

【富士登山で必須】ヘッドライトの選び方|ガイドが本当にすすめる理由とおすすめモデル

稚内を目指した冬の北海道旅 〜「行かない」という選択が教えてくれたこと〜(最終話)

 

今回の北海道旅行は、結果として「稚内に行けなかった旅」でした。

それは事実ですし、最初に描いていたゴールに辿り着けなかった、という意味では
未完の旅だったのかもしれません。

けれど今、振り返って強く思うのは、この旅は、私自身の仕事——登山ガイドという立場に、深くつながる旅だったということです。


判断とは、「正解を当てること」ではない

登山でも、旅でも、私たちはつい「正解」を探してしまいます。

  • 行くべきだったのか

  • 行かなかったのは臆病だったのか

  • もう少し待てば状況は変わったのではないか

けれど、実際の現場にあるのは結果がわかる前の判断だけです。

天候、交通、時間、体力、経験。

限られた情報の中で、「今、この時点でどうするか」を決めること。

今回の旅で繰り返していたのは、まさにその連続でした。


ガイド業で、私が一番大切にしていること

登山ガイドとして、私が一番大切にしているのは、 「行くこと」ではなく、「無事に帰ること」です。

山頂に立つことは、確かに魅力的です。

けれど、山頂に立たなくても、価値のある登山はいくらでもあります。

むしろ、

  • 天候が崩れそうなとき

  • ペースが想定より遅れているとき

  • 不安を感じる参加者がいるとき

そんな場面で「今日はここまでにしましょう」と伝える判断こそ、ガイドの責任だと思っています。


「行かない決断」は、失敗ではない

世の中では、撤退や中止、変更はどうしてもネガティブに受け取られがちです。

でも私は、行かない決断は、失敗ではなく“成功の一部”だと考えています。

無理をしない。

リスクを過小評価しない。

そして、次につなげる余白を残す。

今回の旅で稚内に行かなかったことも、まさにそれでした。


どうやって「行かない判断」を伝えるか

ガイドとして難しいのは、判断そのものよりも、伝え方です。

「残念ですね」

「今回は行けません」

その一言で終わらせてしまうと、どうしても“奪われた感”が残ってしまいます。

だから私は、なぜそう判断したのか その判断が何を守っているのかを、できるだけ丁寧に伝えるようにしています。

今回の旅でも、自分自身に対して、同じことをしていました。


辿り着けなかった場所は、次の理由になる

稚内は、まだ地図の先にあります。

けれどそれは、「失われた目的地」ではありません。

「次に行く理由が残った場所」です。

登山も同じです。

撤退した山は、次の挑戦を否定しません。

むしろ、より良い条件で、より良い判断をするための材料になります。

(日本最北端の地「稚内」)



この旅を、これからのガイドに活かす

今回の北海道旅行は、

  • 判断に迷う時間

  • 情報を集め続けた過程

  • 行き先を変える決断

  • そして納得して帰る選択

そのすべてが、これから私が現場で行う判断の、確かな土台になりました。

「行けるか」ではなく「行っていいか」を考える

その姿勢を、これからも大切にしていきたいと思います。


最後に

旅は、予定通りにいかないからこそ、学びがあります。

そして、行かなかった場所があるからこそ、次の一歩に意味が生まれます。

今回の旅は、稚内に行けなかった旅でした。

でも、

自分の判断を信じるという点では、確かに前に進んだ旅でした。


(余市駅から歩いて、荒々しい冬の余市湾を眺めに)


(雪のため20分遅れで新千歳空港出発)

(今回の旅の思わぬ副産物)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2026年1月20日火曜日

稚内を目指した冬の北海道旅 〜辿り着けなかった場所と、辿り着いた実感〜(第4回)

この旅の目的地は、最後まで「稚内」でした。

けれど結果から言えば、私は稚内に辿り着いていません。

天候、列車の運行状況、乗り継ぎの不確実性。

その一つひとつを考え、悩み、調べ、相談し、最終的に「無理をしない」という判断を重ねた末の結論です。


行き先を変える、という決断

旅の途中で行き先を変えることは、どこか「負け」のように感じてしまうことがあります。

せっかくここまで来たのに。

もう少し頑張れば行けたかもしれない。

次はいつ来られるかわからない。

そんな気持ちが、何度も頭をよぎりました。

でも同時に、

「この状況で行くことが、本当に正解なのか?」という問いも、ずっと消えませんでした。

(車窓越しに「稚内」の文字が... 私が乗車する予定だった特急「宗谷」です)


登山と同じだ、と思った瞬間

登山でもよくあることですが

  • 天候が崩れそうなとき

  • 予定より時間がかかっているとき

  • メンバーの体調や足取りに不安を感じたとき

その場で撤退や変更を判断することは、決して珍しくありません。

むしろ、

「引き返す判断」ができるかどうかこそ、経験と責任が問われる場面です。

今回の旅での行き先変更は、まさにそれと同じ感覚でした。


余市、札幌、そして空港へ

結果として私は、

  • 余市で足を止め

  • ニッカウヰスキーを訪ね

  • 小樽に立ち寄り

  • 札幌を経由して

  • 新千歳空港から帰路につきました

当初描いていた「最北端の地」は、地図の上に残ったままです。

でも、不思議と後悔はありませんでした。

それは、この旅が

「どこまで行けたか」ではなく、「どう判断したか」の連続だったからだと思います。



(札幌よりローカル線を乗り継ぎ、雪の降りしきる「余市」へ)


 


(変更する目的地を余市にした一番の「動機」がこれ↑)



辿り着けなかったからこそ、得られたもの

稚内には行けませんでした。

けれど、

  • 無理をしない判断

  • 情報を集め、比較し、決める過程

  • 状況を受け入れる気持ち

  • 予定外を楽しむ余裕

そういったものは、確かにこの旅で手に入りました。

登山ツアーを仕事にしている今、この経験は決して小さくありません。


(2日目の晩餐も... 余市の地物「ホッケ・ヒラメ・生ニシン」などの寿司を堪能)



目的地は、一つじゃない

旅も登山も、目的地は地名や山頂だけではありません。

その途中で、何を感じ、どう考え、どんな判断をしたのか。

今回の北海道旅行は、「稚内に行く旅」ではなく、「行けなかった判断を含めて、納得できる旅」でした。

それで十分だったと、今は思えています。


(2日目に急遽宿泊まったホテル「水明閣」
あのマッサンこと、ニッカウヰスキー創業者「竹鶴政孝」氏 命名の宿だそう)

2026年1月18日日曜日

稚内を目指した冬の北海道旅 〜北へ向かうほど、心が静かになっていく〜(第3回)


前回までの記事では、「思い立った旅の始まり」と「本州を縦断する鉄道の時間」について書いてきました。

第3回は、いよいよ“北海道に足を踏み入れてから、稚内へ向かう道中”です。


ただ距離を移動しているだけなのに、なぜか心の奥が少しずつ整っていく――
そんな感覚が、はっきりと自覚できた区間でした。


北海道に入った瞬間、空気が変わった

新函館北斗駅に降り立った瞬間、「寒い」というよりも、まず感じたのは空気の密度の違いでした。

同じ日本なのに、音が少なく、風が澄んでいて、時間の流れが一段ゆっくりしている。

これは、山で標高を上げていったときに感じる感覚に少し似ています。

景色が変わる前に、まず身体の内側が反応するあの感じです。


列車に揺られながら、何もしない時間を許す

函館から札幌、そしてさらに北へ。

車窓に流れていくのは、広い大地と、整いすぎていない町並み。

スマホを見る時間は自然と減り、代わりに「ただ外を見る」時間が増えていきました。

何かを考えようとしているわけでもなく、かといって、何も考えていないわけでもない。

登山中で言えば、登りでも下りでもない、水平移動の区間のような感覚です。

人は、こういう時間を意識的に作らないと、なかなか持てないのかもしれません。

(特急北斗の車窓より海を望む)



「最北端」を目指しているはずなのに、競争がない

今回の旅の目的地は「稚内」。

日本最北端という、わかりやすいゴールがあります。

でも不思議なことに、「早く着きたい」「到達したい」という気持ちは、ほとんど湧きませんでした。

それは、この旅が誰かと比べる旅でも、結果を求める旅でもなかったからだと思います。

山でも同じですが、「登頂」が目的になった瞬間、景色は急に色あせます。

今回の鉄道旅は、“どこまで行ったか”よりも“どういう時間を過ごしたか”の方が、はるかに大切でした。

(特急カムイにて札幌より旭川を目指す)


稚内が近づくにつれ、心が軽くなっていく

北へ進むほど、駅の数は減り、車内は静かになっていきます。

何かを足しているわけではないのに、余計なものが、ひとつずつ削ぎ落とされていく感じ。

「頑張らなきゃいけない」
「ちゃんとしなきゃいけない」

そんな無意識の緊張が、いつの間にか、ふっと緩んでいました。

(1日目に降り立った旭川駅にて)


この旅が、登山ツアーと無関係ではない理由

この北海道・鉄道旅を通して改めて感じたのは、人が本来のリズムを取り戻すには、移動そのものが必要だということです。

それは必ずしも山でなくてもいい。

でも、

  • 自分の足(または身体)で進むこと

  • 時間をコントロールしすぎないこと

  • 目的よりも過程を味わうこと

この3つが揃うと、人は驚くほど自然に整っていきます。

私たちが行っている登山ツアーも、本質的には、同じ場所を目指しています。

(北海道初日の晩餐は寿司で)



次回、第4回はいよいよ
「稚内の地に立つことができたのか」と、この旅の“静かな核心”について書く予定です。

派手な出来事はありません。

でも、だからこそ大切な時間でした。

また、続けて読んでいただけたら嬉しいです。


2026年1月13日火曜日

稚内を目指した冬の北海道旅 〜天気予報に振り回される日々〜(第2回)

 


旅の計画は、立てている時間が一番楽しい――
よくそんなことを言います。

けれど今回の旅は、計画を立て終えたその瞬間から、少しずつ様子が変わっていきました。


稚内の天気予報が「揃わない」

出発日が近づくにつれ、気になり始めたのが 稚内の天候 でした。

確認していたのは、主に次の3つ。

  • 気象庁

  • Yahoo!天気

  • ウェザーニュース

ところが...

同じ日・同じ場所の予報なのに、内容がまったく揃わない。

  • 「曇り時々雪」

  • 「風雪強い」

  • 「暴風雪の可能性あり」

さらに...

「信頼度A」と書かれている予報と、「警報級の可能性」と書かれている予報が、同時に存在する状況。

正直 どれを信じればいいのか分からない というのが本音でした。

(稚内市の警報・注意報〈1/10時点の稚内地方気象台発表〉)

登山と同じ「引き返す判断」

私は登山ガイドという仕事柄、天候判断には日常的に向き合っています。

だからこそ、

  • 行けるかどうか

  • 行ってよいかどうか

  • 行かない方がよいか

この3つは、まったく別のものだと考えています。

「列車が動くかどうか」
「バスが運行するかどうか」

それだけでは判断できない。

もし現地で暴風雪になれば、

  • 宗谷本線が止まる

  • バスが運休する

  • 帰りの飛行機に影響が出る

そうなれば、旅そのものが成立しなくなる可能性もあります。


「いつ判断するか」を決める

悩んだ末に決めたのが、判断の期限を先に決めること

でした。

  • 1月9日までに判断する

  • それまでは予報の推移を見る

  • ただし「無理そう」と感じたら、即方向転換する

これは、登山でいう「引き返しポイント」をあらかじめ設定する感覚に近いです。


キャンセル規定を一つずつ確認する

判断を先延ばしにできた理由は、キャンセル条件を冷静に整理できたからでした。

  • 特急宗谷:
     えきねっと予約、発券前なら取消料は一定額

  • 高速バス「わっかない号」:
     出発直前まで取消料100円

  • 稚内のホテル:
     7日前〜前日は宿泊料の50%

つまり...

今キャンセルしても、数日後にキャンセルしても、金銭的な条件はほぼ変わらない

という状況だったのです。

これに気づいたことで、焦りはかなり減りました。


それでも消えない不安

一方で、不安もありました。

  • 1月の三連休

  • 代替案として考えていた余市・小樽の宿は残りわずか

  • 決断が遅れれば、泊まる場所がなくなる可能性

「天気を取るか、宿を取るか」

この葛藤は、登山で言えば、

天候の回復を待つか
予定通り下山するか

という判断に、よく似ていました。


それでも「無理をしない」

何度も考えた末に、自分の中で一つの軸だけは、はっきりしました。

今回の旅は、挑戦ではない

無理をして行く理由はない。

行けないなら、行かない。

それも立派な判断。

そう思えたことで、少し気持ちが楽になりました。

(特急北斗、雪見酒の特等席にて)

次回、いよいよ出発

こうして、

  • 稚内行きは「様子見」

稚内を目指した冬の北海道旅 〜すべては一本の列車から始まった〜(第1回)

今回は、昨年10月に突然思い付き、1月に実行した「北海道旅行」について書きたいと思います。

でもなぜ「北海道旅行」の記事を?と...

登山ツアーやトレッキングを行っている会社のブログに、「北海道旅行」の記事が載ることに、少し違和感を覚える方もいるかもしれません。

けれど私自身、山も旅も、「安全を考え、判断し、行動する」という点では本質的に同じものだと考えています。

今回の北海道旅行は、観光そのもの以上に、「計画」「判断」「引き返す勇気」について、改めて考えさせられる旅でした。

その過程は、登山ガイドとして日々向き合っている判断と深く重なります。

そのため今回は、あえてこの体験を、ブログに残してみようと思いました。


すべては突然の思いつきから始まった

2025年の10月末。
特に理由もなく、ふと、「宗谷本線に乗ってみたい...」という気持ちが湧いてきました。

旭川から稚内へ。

日本最北の地へ向かう、あの長い単線。

冬の宗谷本線の車窓を、静かに眺めてみたい。

それが、この旅の一番の目的でした。

そして、もう一つ。

以前フェリーで何度か渡ったことのある津軽海峡を、今度は青函トンネルを使って横断する 「北海道新幹線で越えてみたい...」

そんな思いが、今回の旅を決断する大きな動機でした。


旅程を組むという作業

旅の始まりは静岡県の三島駅です。

計画した大まかな流れは、次のようなものでした。

  • 1月10日
     三島 → 東京 → 新函館北斗(北海道新幹線)
     新函館北斗 → 札幌 → 旭川(特急「北斗」と「カムイ」)

  • 1月11日
     旭川 → 稚内(特急「宗谷」)

  • 1月12日
     稚内 → 札幌(高速バス「わっかない号」)
     新千歳空港 (飛行機にて)→ 羽田 → 三島

列車、飛行機、宿泊先。

ひとつずつ調べ、予約を入れていく作業は、登山ツアーの行程を組むのとよく似ています。

特に今回は、なんと言っても「冬の北海道...」

「動けばどうにかなる」という感覚は、最初から持っていませんでした。

 
(旅の始まりはここ「三島駅」から)

えきねっとと早割、そしてIC連携

東京から新函館北斗までの新幹線は、えきねっとの「トクダネ」を利用して予約しました。

(東京駅~新函館北斗間を3時間57分で結ぶ「はやぶさ5号」で北海道を目指す)

指定席、ICカード連携。

紙のきっぷを持たず、Suicaで新幹線に乗れる仕組みは、とても便利です。

一方で、

  • どこで発券が必要なのか

  • どこまでがICで完結するのか

  • 取消時の手数料はどうなるのか

こうした点を一つひとつ確認していくと、「知らないまま進めると、後で困る」ことが多いことをつくづくと感じました。

このあたりも、登山での装備確認とよく似ていますね。

(ディーゼル音がどこか懐かしい特急「北斗」にて札幌へ)


この時点では「行けるつもり」でいた

正直に言えば、この段階では 稚内に行けない可能性 について、それほど深刻には考えていませんでした。

多少雪が降っても... 列車が多少遅れても... 「まあ、何とかなるだろう」

そんな気持ちが、どこかにありました。

けれど... 

それはあくまで 計画段階での楽観 だったのだと、後になって気づくことになります。

この先、天候予報を巡って、何度も立ち止まり、考え、悩むことになるとは、この時点ではまだ想像していませんでした。


(※ここで 第1回・前編終了

富士登山は「前泊・後泊」で成功率が変わる 登山ツアー企画会社が教える、無理しない計画の立て方

  はじめに 富士登山というと、 体力 装備 天気 に注目されがちですが、実は それと同じくらい重要なポイント があります。 それが、「前泊・後泊をどう考えるか」です。 私たちは、富士登山ツアーを企画・運営する立場として、毎年多くの登山者を現場で見て...